サービスのご案内
services
りすたーとの
訪問看護について

精神科に特化した
訪問看護ステーション
「訪問看護ステーションりすたーと」は、精神科に通院している方を対象とした訪問看護です。
医師が発行する、「精神科訪問看護指示書」に基づいて、訪問看護の利用を検討しているご本人さまと面接をして、利用契約を行い、訪問看護を開始します。
訪問看護はご利用者さまが居住されているお住まいに、看護師または作業療法士がうかがいます。
私たちは、訪問看護をご利用になるご利用者さまとご家族さまそれぞれが、自分らしくいられる「いい感じの自分」の生活をお過ごしになれるよう、ご利用者さまにとってのリカバリーの道を伴走するサポーターとなります。
そして、埼玉県内外のメンタルヘルスにかかわる人たちや地域の方たちと連携しながら、共に育ち、共に笑い合える共生社会に向けて、社会に貢献していきたいと考えています。
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作業療法士
作業療法士が多数在籍しています。作業療法士は精神科リハビリテーションと呼ばれているリハビリに関する専門職です。一人ひとりの生活環境に合わせた作業療法をはじめ、病状の変化に応じた身体的なケアを行っています。
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児童
児童も精神科訪問看護の対象です。日常生活でのサポートをはじめ、コミュニケーションの方法や、自己肯定感の向上、ご家族との関わり方について一緒に取り組み、学校や放課後等デイサービス、その他の関係機関と連携を図りながら、サポートを行います。
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助産師
助産師が在籍しています。妊娠を希望されている方や妊娠中の方、妊娠出産へ不安や心配が強い方など、産前サポートや、出産後の相談やケア、産後のうつ、子育てに不安を抱えている方のサポートやご相談に乗らせていただきます。また、関係機関と連携を図っていきます。

リカバリーとは?
直訳すると「回復」という意味になります。医療的には「治る」ことを意味することが多いと思いますが、精神疾患や精神障害は長い治療期間を要する場合がほとんどです。リカバリーを「治る=ゴール」と捉えてしまうと気が遠くなってしまいます。しかしリカバリーを、日々の「プロセス」だと考えてみると、少し身近に感じられるのではないでしょうか?
WRAP®の根底にある「自分で責任をもって生活の主導権を握り、自ら望むような人生を送る」。そのための行動プランをデザインし、実践することが、リカバリーとイコールなのです。人には誰でもリカバリーする能力が備わっているのです。
りすたーとの訪問看護は、お一人おひとりの知恵と経験を活かしながら、自分らしさと向き合い、共に育ち、共に歩んでいく伴走者です。 リカバリーは他者が一方的に与えるものではありません。自分の人生の主人公である本人自身の、主体的な意志と選択、行動を見守り、応援していきます。
りすたーとの訪問看護の基本姿勢
WRAP®のリカバリーのキーコンセプトにある、
「希望」「自分の責任(主体性)」「学ぶこと」「自分を権利擁護すること」「サポート」
を意識した援助を行います。

ご利用者さまにとっての
「希望の感覚」
を大切にします
リカバリーへの鍵であり、元気になれる希望がある、目標に向かって前進し達成することができる、将来に対して悲観的にならない、という考え方です。

物事を決める時に、
ご利用者さまの
「主体性」を大切にします
サービスを利用する「主体」はご利用者さまにあることを保証します。 そして、刺激に対して自分の反応を選択する力があることを伝えていきます。

ご利用者さまの
これまでの「経験や知恵」
を大切にします
ご利用者さまがいま「取り組んでいること」、これから「学びたいこと」「やってみたいこと」、物事を判断する時に助けになるかもしれない「情報を得る」お手伝いをします。

ご利用者さまが
「大切にしたい思い」
を大切にしていきます
ご利用者さまがご自身にとって守りたいこと、他者と共有していきたいことは何かを共有させていただきながら、他者に対して「どのように伝えていくか」を一緒に考えるお手伝いをします。

ご利用者さまと
サポーティブな関係
を築きます
自分が必要とするサポートを、自ら手を伸ばして得ることだけでなく、お互いがお互いの力になるような関係性を育むことが大切である、という考え方です。
訪問者が一方的に援助するのではなく、互いの経験と知恵を持ち寄り、共に支え、共に成長する関係を築きます。 訪問看護の時間をどのように使うかも、ご利用者さまと一緒に、考えていきます。